2010年12月13日月曜日

第88話:Showdown at Sundown, Part 2

バーバラが本性あらわすところとか、バーバラにデレデレするマルコムとか、キザなロットンとか、見ごたえあり(声優さんたち、上手い!)

鬼柳は相変わらず、口を開けばfate(運命)ばかり…

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鬼柳:All I'm trying to do is allow fate to deal me a just end. If Yusei beating me here is that end, then so be it.
 (オレはただ、運命がオレに公正な結末を与えてくれるのを待っているだけだ。遊星がオレを倒すことがその「結末」だというのなら、それに逆らうまい)

鬼柳は、しかし遊星に容易に負けようとすることはない、と言う。
「自分が辿る道は容易な道であってはならない」

鬼柳:If there's a justice in this world, the road should be rife with plague, disease and misery.
 (この世に正義があるのなら、その道は災いと病気と苦悩に満ちたものでなければならないんだ)

ラモンの手下:He's gone loony. Let me step in for him.
 (こいつ、狂っちまったぜ。オレが代わりにデュエルしてやるぜ)





鬼柳(心情):I've done all I can. Whatever happens now is destined to be.
 (やれることはすべてやった。今から起こることは、運命で定められていたのだ)


鬼柳(心情):At last I'll meet the fate I deserve, the justice I longed for.
 (やっとオレには、受けるべき運命が下された…、オレの求めていた正義が) 



バーバラが花の中にに忍ばせていて遊星に対して発射したもの。
→Cyber ray blast





ロットン登場。
※英語版ではLawton (発音はロートン)


ロットン先攻、最初のターンで、ラモンを倒す。



遊星:This Lawton guy has some skills!
 (このロットンって男、なかなか腕が立つな!)

 ※ロットンの先攻ワンターンキルは、「腕」なのか!?




バーバラ、マルコムたちの真意を知り、「鬼柳を救いたいということは最初から考えていなかったのか!」と驚く遊星。

バーバラ:No, of course not! I only care about one thing. And that's helping my sweetcakes here rule this town.
 (そんなわけないじゃないの!私にとって大切なのは1つだけ。それは私の大事なスイートケーキがこの町を支配するのを助けることよ)

 スイートケーキ=バーバラがマルコムを呼ぶときの愛称の1つ



バーバラ:Why if you're up to it, I can even make you my personal servant for life.
 (もしあんたに出来そうなら、私の生涯の召使にしてやってもいいのよ)

遊星:No, thanks!
 (断る!)




鉱山にて

よろめいて、ツルハシを取り落とす鬼柳。

男:Pick it up, butterfingers!
(拾えよ、ヘマ!)

 ※butterfingers へま、へぼ





倒れた男が運ばれていくのを見て憤る遊星。

鬼柳:It's going to be our life from now on, so better get used to it.
 (これがオレたちの今からの日常になるんだ。慣れなければならない)

遊星:No, I don't think I will. Because I don't plan on staying here, and you shouldn't either.
 (いや、それはない。オレはここに残るつもりはないからな、お前もだ)




遊星、曲がった釘で自分の首の拘束具を外してしまう。

鬼柳:Guess all your work with runners has really come in handy.
 (お前のDホイールいじりが、ここで役に立ったようだな)




遊星、逃亡の計画を鬼柳に語る。

鬼柳:Look, I'm sorry, Yusei, but I put my future in fate's hand and fate has landed me here.
 (悪いが遊星、オレは自分の未来を運命の手に委ねた。そして、運命がオレをここに連れてきたんだ)

遊星:You're wrong, Kalin. Life is about making your own fate.
 (それは違う、鬼柳。人生というのは、自分の運命を自分で切り開くことだ)




その頃、まちでは、マルコムたちが祝宴をあげている。

マルコムはバーバラをSweet Cakes(甘いケーキ)と呼び、バーバラはマルコムを
Dew Drop(露のしずく)と呼んでいる。
※「甘いケーキ」はともかく、Dew Dropはどういうニュアンスの愛称なのか!?


マルコム:It belongs to us.
 (この町はオレたちのもんだ)

バーバラ:To us?
 (私たちの?)

マルコム:Yep, I'll rename it Sweetcakes Dew-drop Ville.
 (そうさ、オレはこの町をスイートケーキ・デュードロップ村と改名するのさ)

バーバラ:Oh, I just love it. Malkey.
 (まぁ、大好きよ、マルキー) ※Malcolmの愛称

マルコム:And I love you, baby-face my sweet lollipop pudding princess...
 (オレもお前が大好きさ、ベビーフェイスの甘いロリーポップ・プリン・プリンセスさんよ…)

 ※くどい!(笑)




遊星(鬼柳に):Listen up! You told me fate put you here. Well, you're about to see that fate is also gonna bust you out!
 (よく聞いてくれ!運命がお前をここに連れてきたと言ったな。では、その運命がお前をここから脱出させるのを、お前は今から目撃することになるだろう)

2010年12月8日水曜日

第87話:Showdown at Sundown: Part 1

鬼柳(Kalin)の声優さんの演技が良かった。
精神的にはもぬけの殻だと言いつつ、感情が溢れ出てきて、声を詰まらせる場面もあり。

鬼柳は、fateやdestiny(運命)にかなりこだわっている様子。


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ラモン:Cheers! Cactus cider never tasted so good! Of course, everything tastes good since you've come to this town and started wining a duel after duel for me.
 (乾杯!サボテン・サイダーがこんなに旨かったことはないな! いやもちろん、お前さんがこの町に来て、オレのために次々デュエルに勝ってくれるようになってからは、何でも旨いけどな!)

 ※ アルコールは英語版遊戯王ではご法度なので、非アルコール飲料であろう「サボテン・サイダー」とわざわざ断っている。色も白っぽい飲み物に描き変えられている。

鬼柳、すべては自分のためにやっていることだと返答する。




鬼柳との決闘を待つ遊星。
後ろからバーバラが花を手に持って現れる。

遊星:Flowers again, Barbara? Guess it's good to know:even way out here, something pure can bloom.
(また花か、バーバラ。こんな場所にも、清らかなものが咲くんだな)





鬼柳、デュエルの相手は遊星だろうと予期していた、と言う。

遊星:Kalin, forget this! It's time we both just went home.
  (鬼柳、やめよう!一緒に帰ろう!)

鬼柳:But I have no home. My place is here now, Yusei.
  (だが、オレには帰るべき家がない。オレの居場所は今はここさ、遊星。) 

遊星:It's not!
  (それは違う!)




デュエルは運(luck)まかせかと尋ねる遊星に、鬼柳は運命(fate)の存在を強調。



鬼柳:You never change. You're not simply tyring to win, Yusei. You're trying to bring out my heart at the same time, aren't you?
 (お前は変わらないな。ただ勝とうとしているだけじゃなくて、オレの心も引きずりだそうとしているんだろう?)

遊星:Perhaps.
 (そうかもな)

鬼柳:The problem is...the heart you seek is long gone.
 (問題は、お前の探している心が、ずっと前に無くなってしまっていることだ)

遊星:That isn't true!
 (それは違う!)





鬼柳:I tried to destroy you. I did some pretty horrible things. Some truly unforgettable things. Things that I regret, but can't take back.
 (オレはお前を手にかけようとした。恐ろしい、決して忘れることのできないようなことをしてしまった。悔やんでも、取り返しのつかないことを。)

 ※ 声がかすれて感情が高ぶっているのがわかる。




鬼柳:What I long for...is to pay for all my wrongdoing.
 (オレが渇望するのは…それらすべての償いをすることだ)

遊星:Kalin! Stop it! You've suffered long enough!
 (鬼柳!やめろ!お前は十分に苦しんだんだ!)





鬼柳は、デュエルに負けることを望んでいたが、一度も負けなかった、と言う。

遊星:Right! Because your fate doesn't end here!
  (そうだとも!それは、お前の運命がここで終わらないからだ!)

鬼柳:Wrong! I survived because of you! Because destiny wanted you to defeat me!
 (違う!オレが今まで負けなかったかったのは、お前が理由だ!運命は、お前がオレを倒すことを求めているからだ!)




鬼柳:What you see is what's left of me.
  (お前が見ているのは、オレの抜け殻だ)

子供:Don't say that!
 (そんなこと、言わないで!)

マルコム:Don't say anything! Let's duel! No talk!
 (何にも言うな!デュエルしろ!お喋りはなしだ!)





遊星:You know, Kalin. It's interesting for someone who wants to lose so bad, you centainly are dueling with a whole lot of might.
 (なあ鬼柳、必死で負けたがっているヤツにしては、やけに力いっぱいデュエルしているじゃないか)

鬼柳:Yes, but surely you must understand, Yusei. If I'm going to lose, I want to truly lose so that I can truly suffer.
 (ああ、だが、遊星、わかってくれ。オレは負けるのなら、真に負けたいんだ、真の苦しみを味わうために)

遊星:I don't think so. I think you're dueling because you love it, Kalin. So there's hope.
 (そうだろうか。お前はデュエルが好きだからデュエルしてると、オレは思ってる。だからまだ希望はある)





鬼柳:At long last, the end is finally near. Please believe me when I say I'm sorry for all the harm I have caused. Let everyone know that. Now let's let fate run its course, shall we?
 (やっと、終わりが近づいてきたな。信じてほしいんだ、オレのしでかしたこと、本当にすまなかったと思ってる。みんなに伝えておいてくれ。さて、運命が辿るべき道を辿らせようじゃないか)

遊星:Kalin...
 (鬼柳…)

2010年12月2日木曜日

第86話:Duelist for Hire

クラッシュタウン編突入~!


クラッシュタウン=Crashtown(クラッシュタウン)
マルコム=Malcolm(マルコム)
ラモン=Radley(ラドリー)
バーバラ=Barb (バーブ)


- 鬼柳の声が、ダークシグナー編の時と随分違う声に聞こえる。
と言っても、狂気に犯されている時の演技の印象が強すぎて、そうでない時の声が思い出せないだけかも。
- ハーモニカの音楽がダサくて、がっくり(メロディーになってない~)。
- 英語版鬼柳はもっと無気力でもいいのではないか。

- 拳銃型デュエルディスクは、英語版では改変されるだろうと予想されたが、改変はされずそのままだった模様。
実際に人を撃つために使用されるわけではないからいい、という論理か?

(これまでの例では、銃は消されるか、絵の描き変えがなされていた)



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バーバラからの手紙の文字は、読めないミミズ文字に変更されていた。
遊星が読み上げる。

"Dear Yusei, I'm writing you because I've heard about your friendship with him. I want you to take him away from Crashtown. If things don't change, he will surely meet his doom here. I'm counting on you and only you. Barb"
 (遊星様。お便りを差し上げたのは、あなたが彼の友人だと聞いたからです。彼をクラッシュタウンから連れ出してください。このままだと、彼には破滅の運命が待ち受けています。あなたが、あなただけが、頼りなのです。バーブ)

ちなみに日本語版ではこんな手紙が画面に映っていた。





遊星を取り囲む3人、デュエルをしろと強要。
遊星:I generally make it a rule not to duel amateurs.
  (オレは素人とはデュエルしないことにしているんだ





鬼柳とその対戦者がデュエル開始しようとするとき、観衆の声援が"Draw!"
これは、「カードを引け」という意味にも、「銃を抜け」という意味にもとれるので上手いセリフ。(デュエルディスクが拳銃型なので)





バーバラ、鬼柳がこのまちにやって来た理由を説明。

バーバラ:He came to this town to punish himself for something he did in the past. I'm not sure what, but it must've been bad.
 (彼は過去に自分がやったことについて、自分を罰するためにこの町にやって来たのよ。何をしたのか知らないけど、きっと悪いことだわ)




鉱山で彫っている鉱物はDyne(ダイン)


鬼柳の「ハンドレス」⇒ "cardless"



遊星:If Kalin is trying to punish himself, why wouldn't he just lose on purpose?
 (自分を罰しようとしているなら、なぜ鬼柳はわざと負けないんだ?)

 ※もっともな疑問。





遊星、マルコムのもとへ向かう。
3人が一気に立ち向かって来る。

遊星:Get your game on!
  (ゲームを始めようぜ!)

  ※これは英語版GXの十代(Jaden)のセリフ。なので、GXを見ていたファンはずっこけたはず!




遊星の勝利。

マルコム: I like how you duel, stranger. Think you can do that again against Kalin?
  (お前さんのデュエルが気に入ったよ、見知らぬ人。鬼柳に対しても同じことができるかい?)

遊星: I was hoping you'd ask that....'cause I'm your man.
  (そう尋ねてくれるのを待ってたんだ…、オレこそ(その仕事に)うってつけだからな)  

第85話:Mother Knows Best

原題「ポッポタイムの古時計」
CW4Kidsの放送スケジュールで飛ばされた。

クリスマスまでに区切りのいいところで終わりたいがために、単発のストーリーであるこの回を飛ばしたらしい。
オンライン配信では、この回も配信される予定。

2010年12月1日水曜日

第84話:Will the Real Jack Atlas Please Stand Up, Part 2

引き続き、偽ジャックの回。


ヒッピー風夫婦から、二人のジャックを見たという情報を得るカーリー。

ヒッピー夫:Check it out, man! Two Jacks right there! One was like Vroom and Wahaa! Then the other one was like Yahaa!
 (見てみな!ジャックが二人だろ? 一人は「ブォーン」て来て「ワッハー!」てな感じで、もう一人は「ヤッハー!」ってな感じだったな)

ヒッピー妻:Yeah, that was one of the grooviest things ever!
  (そうそう、すんごいイカスのよね!)

  ※groovy (60年代に流行った「カッコいい」という意味の言葉)




風馬=Officer Kaz(オフィサー・カズ)



クロウ(偽ジャックに):Sure, Jack's an arrogant, selfish egomaniac. And he always eats my cereal. But he's my buddy!
  (確かに、ジャックは傲慢でトンでもねえ自己チューの人間だ。しかも、オレのシリアルをいつも食っちまうしな! だけど、ヤツはオレのダチなんだ!)




偽ジャック、クロウをpipsqueak (とるにたらない人間)とか、joke(ジョーク的存在)と呼ぶ。


遊星に危険が及ぶのを見て、
ジャック:Yusei!!!! That does it! Nobody messes with my mates and gets away with it!
  (遊星!!!! もう我慢ならん! オレの仲間に手出しをして、ただで済むものか!)

拘束していた縄などを精神力で(?)断ち切って、脱出するジャック。




ジャック(偽ジャックに):You're all my negative qualities come to life.
   (貴様は、オレの悪いところをすべて実体化したようなものだ)


ジャック、シンクロ召喚の口上はやっぱり無し。

レッドデーモンズがハイウェーに2体出現。


カメラを片手に運転するカーリー。
カーリー:Excuse me, Dragons! Could you hold still for a moment?
 (すみませんが、ドラゴンさんたち! ちょっとじっと動かずにいてくれる?)


レッドデーモンズの攻撃力を下げながらも、破壊を免れようとするジャックを、偽ジャックがあざ笑う。

ジャック:The Duelists who depend too much on power will eventually be defeated by power.
 (パワーに頼りすぎるデュエリストは、最終的にパワーによって倒されるのだ)



ジャック:It's true that I've been struggling lately. But I've emerged and I'm stronger than I used to be. Because I have people in my life I trust and love.
 (確かに、オレはこのところ、足掻いていた。だが、オレはそこから立ち上がり、以前より強くなった。なぜなら、オレには、信頼し愛する人々がいるからだ)

カーリー:Me!?
 (私!?)



ジャック、勝利。
偽ジャックが正体(ロボット)を現し破壊されるところは、英語版ではカットされている。


クロウ:I thought I'd never see you... I said lots of things about you that aren't true...I said all sorts of mean stuff...I called you names, and....<泣く>
 (もう会えないかと思っちまったぜ… てめえのこと、いろいろ言ったけど、本当のことじゃないからな… ひでぇこと言っちまったぜ… いろいろと悪口をな…<泣く>)

ジャック:It's not your fault, Crow. I was being stubborn. Although if you want to keep grovelling and apologizing, I'll take it.
 (お前のせいじゃないぞ、クロウ。オレも頑固だったからな。まぁ、いつまでもひいこら謝り続けたいっていうなら、構わないが)

クロウ:All right, don't milk it, jerk!
 (こら、調子に乗んな、てめえ!)